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水虫の話 やくろう版

みずむしじゃぁ

水虫の話 その0. ふっふっふっ、ふカユイ指数 120%!

 * 一族
    たむし、爪水虫、ペットの水虫。
 * 知り合い 
    カンジダ症(赤ちゃんのオムツかぶれ、爪)
    でんぷう菌
 * ひとちがい 
    汗庖(かんぽう)、
    いんきん、
    掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
      -湿疹です-
 * 得意技
    必殺カユミ責め、死んだふり、
    ガサガサ、天気予報(湿度90%で大喜び)
    痛しカユシ悩まし責め、
 * 好物 
    高温多湿、
    あぶら足、
    指間の狭い足
    ほこり、アカのたまった厚い角質層。

いやがること

 *その1. 乾燥、風通し
    裸足がいい、予防スプレーもo.k.
    2.3日でも、海岸の乾いた砂浜を、裸足で散歩すると、
    見違えるほど良くなります。
 *その2. 清潔 
    石鹸で洗い、住み家の角質層を削る。
    靴下は、干す前にサッと熱湯をかける。
    「外から来たものは、洗って追い出せ!」
      ― これ、原則です。―
 *その3. 酸や硫黄、 
    昔から、酢や木酢液、
    湯の華に浸したり、
    硫黄の温泉療法を試みたり。
 *その4.  
    木綿の靴下(通気性)、
    10円玉(銅イオン)
    そして、クスリ、
    特に、中六のくすりは、大キライとの情報あります???

水虫の話 その1. 正体など、、― 水虫、たむし、カンジダ、―

1). みずむしがうつる?うつらない?

みずむしの正体は、その辺の、何処にでもいるカビです。
みずむしは、たとえ、水虫の人と、
足の裏をあわせても、しつこく、足で指相撲をしても、
まして、ちょっと、触った程度では、簡単にうつりません。

水虫のできるところ

だけど、原因菌は、どこにでもいますから、
水虫になるか、ならないかは、結局、いかに、上手に? 飼うか。
つまり ほとんど、その人の足指が、
水虫にとって住みやすいか、どうか? だけで決まります。

  • どこにでも、  (続きは、ここをクリックしてください、)
    • どこにでも、と言いましたが、濃度と危険度には、
      大きな差があります。

      例えば、一度も、水虫を味わったことのない、あなたが、
      真夏のある朝、遠くにいる、頑固な水虫の友人を、訪れたとします。そして、その友人の靴を借りて、ゴルフをすることになったとします。

      あいにくの夕立の中、楽しく過ごした後、また、長距離を引き返したので、疲れ果て、靴下を履いたまま、バタン・キューと、翌朝まで寝てしいました、、、、。

      この場合、友人の水虫は、確率50%で、きっと、あなたにうつります。お気の毒ですが。
      だって、あくる日もお疲れでしょうから、、、
      1日遅れの、水虫の後始末なんて、やってられないでしょう?

      では、水虫がうつらなかった、あとの50%の人は、どうしたのか?

      1.疲れていても、風呂に入ってから寝た。
      2.疲れ果て、、服を着たまま、ベッドに倒れこんだが、
        靴下は脱いで、クーラーを、がんがんつけっぱなしにした。
       
      共に、80%以上の確率でセーフでしょう。(カゼをひいたかもしれませんが、、。)

      1.風呂で指間を洗い流した。
      2.クーラーは除湿も兼ねています。水虫は、低温度と低湿度では、死にはしませんが、繁殖できません。との理由です。
       
      人のからだの皮膚は、普通、特殊事情(例;骨折で長いギブスを填ていた。)やケガなど不運が重ならない限りカビなどにやられません。
      しかし、ペットのカビ類には、強烈なものがあります。
      普通では、ありえナーイ、お子さんの、ほっぺにうつったりします。オウムなど鳥類、ワンちゃん、猫ちゃんが、しっしん様の皮膚病があり、特に、カユそうなそぶりを見せていたら、早く治してあげましょう。
      こんな時は、いつものように、ほっぺや、裸でカワイカワイは、ダメですよ。

      体の水虫は、たむしと言います。
      しっしんより、輪郭がハッキリしており、
      草原の真ん中で、火を放ったように、外周辺部が1番ひどく、
      赤みとカユミが強いのが特徴です。
      周囲へと拡がるので、真ん中が、ドーナッツのように治っているのもあります。

      そけい部(太腿の付け根)や、お尻に住み着くと、輪郭のはっきりした大きな地図状の皮膚炎になります。

      爪の水虫は、指先からが多いです。
      (一方、カンジダは、爪の横や根元側からが多いのが特徴です。)
      爪は、生え際の何ミリか内側の製作場で、作られます。
      爪先から、数年以上かけて、そこまでやられますと、
      伸びる爪全部が、ぶ厚いでこぼこの、黄色っぽい爪になります。


2). オムツかぶれはカンジダが多い.  ―カビ類の上手な飼い方のヒント―

水虫は、カビです。カンジダもです。
確かに一面では、ぐじゅついた、水っぽい皮膚炎をおこすので、
水虫ですが、その名のとおり、
そこに、水(気)が無ければ、生きてゆけません。カンジダもです。

昔、餅(もち)を長持ちさせるには、水に浸しました。
そして、その水は、毎日かえます。
(今なら、切り餅、一枚一枚毎の冷凍がグーです。)

  • その水を、数日かえないでおくと、(続きはここをクリックしてください)
    • その水を、数日かえないでおくと、もち表面がふやけて溶け、
      適度な培養液となります。
      まず、空中から落ちてきた、腐敗菌が繁殖します。
      つまり、腐ってきます。
      次に、水が減ってくると、ようやく、
      水面や水面から顔を出したモチ部分に、カビが生えてきます。
      青カビなどです。

      こうして、20日ほどで、モチをいれたタッパーは、
      カビと細菌の競技場と化します。

      忘れた頃、フタを開ければ、
      もくもくもく、、、、ムホォ、ムウヘェ、、、、、、、クッサァ、、、、。

      一般に、カビ類は、水中では意外と弱く、ただ、水と接する近辺や、
      湿度100%近くが大好きなのです。

      カンジダは、水虫のごく近い親戚です。
      紙オムツが出来て以来、赤ちゃんのおむつかぶれは、
      カンジダ性のものが多くなりました。

      昔々の、布おむつは、小便すると、お尻までビショビショです。
      すると、赤ちゃんは、気持ち悪いので、泣き叫びます。
      で、おむつ交換です。
      お尻は、短時間、水中=湿度120%(?)か、または、
      外の乾いた湿度と同じです。
      カビなど滅多に、生えません。

      ところが、紙オムツは、少々お漏らししても、お尻はサラサラで、
      気もーち いいです。
      放っておいても、しばらく o.k.なので、
      ビショビショのかわりに、外にもらさない、
      という、遮蔽効果が効いて、
      湿度100%寸前が続いてしまいます。

      この間、お尻の皮膚は、
      長時間の垢とほこりで栄養いっぱい、
      おまけに、スチーム付きの温室状態となります。

      まさに、カビ(カンジダ)の最適培養地です。
      すぐ、みずむしも 混じるようになります。

      それで、オムツかぶれに、カンジダが多いのでしょう。

      本来の正統 おむつかぶれは、接触性皮膚炎でもあり、
      自分の小便にかぶれたもので、小便のついた布と、
      ピタッと接する平面状の皮膚がなります。

      ふっくらした赤ちゃんの、太腿付け根や、お尻の窪んだ部分は、軽いハズです。

      もし、、窪み部を拡げると、赤っぽくかえって、ひどいなら、
      まず、カンジダです。

3). 水虫予防の基本は、下駄に裸足です。―カビ類の上手な飼い方(2) ―

水虫を上手に飼うには、出来るだけ、まわりを囲っておおい、新たな競争者を避け、
温度と湿度を保つように注意します。、、、、、、、
、、、、、

東洋的な言い方ですが、土の上で、力を発揮するには、
腰に力を入れることが大事でしょう。
その時は、足指の両端、親指と小指を開き気味にして、強く踏ん張るべきです.
ひょっとしたら、殊に、持続力より、瞬発力の必要な,
短距離走幅跳び高飛びでは、
瞬間的に足指を拡げて、接触面を大きく、力強く地面を蹴り
空中での関節屈伸運動中は、足指をすぼめるように心掛けると、
0.00000001秒の短縮、0.0001ミリの飛距離が、伸ばせるかも知れまん。、、、
、、、、、?、?、????、、

  • 足裏の形は、普通、、、、(続きはここをクリックしてください)
    • 足裏の形は、普通、かかと側が狭く、指先側が広くなっています。
      履物も、本当は、水泳の “足ヒレ” 型が、正解なのかも知れません。

      足の裏と、掌(てのひら)は、小汗腺の密集地帯で、
      感覚神経が細やかに配置されています。
      普通、汗は、暑さ寒さや運動で、多くなります。
      しかし、掌(てのひら)は、肉体的状況よりも、緊張した時など、
      はるかに、精神的要因で、よく汗をかくところです。
      足の裏もそうです。
      きっと、闘争、逃避、争奪、捕獲、木登り、道具、、、、、
      緊張の時=存亡の危機時の生存に、有利なように、そうなったのでしょう。
      手足の適度な湿気は、滑らず、密着させ、捕まえ、固定にだって優れています。
      いざ、行動が始まってからでは、間に合わないでしょう。

      さて、水虫のシーズンは梅雨から秋です。あなたは、
      朝、あわただしく、お気に入りのポリエステルの靴下と、
      先のとがったカッコいい皮靴を履き、元気に家を飛び出します。
      そして、緊張の、いえ、ご活躍の1日が始まります。
      ストレス社会の中では、手に汗を握るだけでなく、足も似た状況下でしょう。
      額(ひたい)の汗のしずくも貯めて、靴の中は、外以上の高温多湿です。
      夏は、綿のマスクだけでも息苦しいのに、靴下は、
      いくら保湿性をうたっても、通気性に欠けます。
      更に、そのうえ、革靴とあっては、多重の密室状態です。、、。

      湯気が出て、熱すぎるシチューを冷ますのに、
      わざと、布巾をかぶせて、ふたをするようなもの。
      逆に、保温、保湿が極まります。
      さすらいのみずむし菌(胞子?)は、ここにたどり着いて、
      もう夢見心地、ユートピアを見つけた気分でしょう。

      先の尖った靴は、両端から指をはさみ締めつけます。
      大きな親指は、頑強で人差指と協力して、隙間を保って抵抗します。
      小指は、ひしゃげられます。
      自由の身なら、あんなに広かった小指と薬指の間は、
      紙何枚か分の隙間で押し込められます。
      踵(かかと)や指付け根の筋肉部は、
      ぴっちり、ピタリと踏みつぶして、抵抗します。

      むせ返る中、わずかなスキ間の攻防です。
      こうして、湿度、温度、密封そして、澱んだ微量の空気と、4拍子そろった、
      小指~薬指の指間と、“土踏まず部” が、まず、狙われますす。、
      、、、、、
      、、、、、、、、、、、、

      乾燥地帯なら、追い水が必要。
      靴の中と言えども、湿度不足かも知れません。
      水虫の上手な飼い方のつもりだったのですが、何のことはありません。
      高温多湿の日本の夏なら、誰だって今で十分過ぎます



水虫の話その2. やくろう版

1. 外から来たものは、洗って追い出せ!

(1). 指間の水泡、ジュクジュク型水虫、の話.

2. 「ぐじゅぐじゅは、とにかく乾燥!」

(2). 水疱(すいほう)型水虫;ジュクジュクまじり足裏水虫の、話.

水虫の話その3. やくろう版

3. 「水虫のすみかを減らそう」

(3). 足裏ガサガサ水虫;角化型水虫、の話

 水虫薬は、何時まで塗り続けるべきか?

 爪水虫(爪白癬)の話


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