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ブログ震災と原発! やくろう版

目次;

  • 震災と原発!
    • 2011年07月08日

      何ということなのでしょう。
      核(原子爆弾)を持たず、戦争をせず、この2つとは無縁で、
      半世紀以上にわたって、平和を楽しみ、これからも、
      平安を希求してゆくはずだった日本が、
      とりわけ、自然を愛(いつく)しむ日本が、
      戦場跡のような山河と、核自爆の哀しい国土を、目の当たりに
      強いられるとは、、、、

      津波をかいくぐられた方々は、ヒーローだと、思います。
      そして、原発事故の収拾に、当たられておられる方々も、、、。

      どうぞ、お体 ご自愛くださいますように。

      早く、早く、早く、この、2つの事のため、
      2人のリーダーが現れて欲しいです。切に望みます。

      それにしても、これから、しばらくの間、放射能という、
      生体にとり、桁違いの“力”を、受け入れざるを得ず、
      (フクシマでは、その御心配、いかばかり大きさいでしょうか?)
      体に内包し、不安にさいなまれつつ、
      日々を送らざるを得ません、、、

      漢方薬のように、体の、ほんのささやかな矯正力に、
      望みを託しているような私たちにとっては、
      何だか、自分たちのしている事が、虚しく、
      無為に感じられてしまいます。
      滅入ってしまい、うっとうしい毎日です。

      この、物理の大きな力を、何とかして、生物界スケールの、
      物理、化学反応の範囲に押さえ込みたいものです。

      本当に、早くリーダーが、現れて欲しいですね。

      原子力について、私などに、とても、理解できる問題では
      ありません。
      ですが、それをわきまえず、あえて、発信させていただきます。

      日本は、四季豊かで、降水量の多い国です。福島は、豊穣で、
      恐らく、世界で一番、“贅沢でもったいない汚染地” でしょう。

      太陽も、水も、大地も、そして、そこに生きるなべてのものが、
      洗浄力に溢れています。
      たとえ、広島原爆の百倍の放射線量汚染にしても、
      大陸と違い、変化に富んだ地形と、豊穣な気候変化は、
      放射能を、10年と経たず、見る見る改善し、
      人々が暮らせるようにするに違いありません。

      そこでは、“時”というものは、
      決して、何十年も止(とど)まりはしないでしょう。

      自然の恩恵に報いて、早く、解決するために、私たちも、
      出来るだけ、協力しましょう。

      更なる爆発がなく、発電所を覆う傘と、汚染水処理と、冷却と、
      その後、核廃棄物の再集積作業が、順調に推移すれば、
      もう大規模な飛散はなく、遠方の心配はなくなります。
      3月の悪夢の1週間分の浄化だけです。

      ① 大地からも、海からも、招かねざる放射性物質を、
        集めて処理し、優れた自然に協力しましょう。

      10年越しの努力なのですから、
      出来れば、それを、少しでも、

      ② 産業として、成立させるべきでしょう。

  •  (1) 森の木 山林の除染 
    • 2011年07月10日

      植物は、特に葉は、降り注いだ放射性物質をしばらくの間、
      手を拡げて、受け止めていてくれます。
      土に落ちても、表土に止まります。

      森の木を、切り取りましょう。
      木質部は、まだ汚染が少ないので、良質な加工材です。
      葉と、小枝と樹皮は、処理場へ。
      木を、切り倒した後は、実の付く落葉樹を、植えましょう。
      根を、まだ深く張らない若木の葉と実は、地表近くの放射性物質
      を貯めこんで、しかも、毎年更新できます。
      それを、キノコや下草と共に取り集め、処理場へ。

      落ち葉は、格好の目印になるでしょう。
      落ち葉の多い所は、表土も回収しましょう。
      林業の土の改造です。

  •  (2) 農地の除染
    • 2011年07月12日

      野菜を、植えましょう。
      一年に何回も収穫できるような、野菜がいいでしょう。
      米は、まだダメです。
      多分、水田は、海への影響がありすぎます。

      野菜は、自然の中で、競争力は頼りないですが、
      有利さを保ってやれば、天然植物には、考えられないような、
      繁茂力を持っています。
      1年に、何回転もして、土壌の放射能を吸い取ってくれる
      事でしょう。
      根菜類、豆、芋でも、、、何が適当か、すぐ答えが出ます。

      収穫の後は、土のまま、根こそぎ剥ぎ取って、耕さず、
      次の種まきです。
      土は、今は、ひっくり返さない方がいいでしょう。

      野菜の放射能量は、見る見る下がることでしょう。
      とにかく、うまく回転させることです。
      ここでは、大型農業の実践です。

      収穫した食用部は、ロット毎に、放射能を測定し、
      基準値(出荷停止)を超えるものは、東電に買ってもらい、
      処理場へ。

      2割から上限ぎりぎりのものは、
      望めることなら、
      政府が買い上げて、通達で、
      くれぐれも、15歳以下の子供と、45歳未満の、女性の口に
      入らないよう配慮した上で、他省庁の参加も歓迎して、
      経産省、農林水産省、厚労省、気象庁、並びに、
      その縁故機關、地方出先機関が、率先して、
      お弁当食材にして、勤務者は、食べることを優先付ける、、、、

      と、していただけたら、どんなに、勇気付けられることでしょう。

      地方の公務員の方も、賛同していただき、公僕たる範を
      示しましょう。
      出荷の基準値とは、国民の健康に、自信があってこその
      数値ですから。

      安全に住む所を確保できれば、省作業時間の大規模農業なら、
      充分、通勤や営農が可能でしょう。
      すぐ、マスクと、就労後のシャワーだけで済む農地が、
      増えるでしょう。
      収穫の度に、表土も削りましょう。

  •  (3) 酪農地の除染 
    • 2011年07月14日

      牧草を植え、牛、豚の放し飼いから始めましょう。
      豚は、野菜や、森の果実、次の、海の項の、魚貝類が、
      重要な飼料です。
      牛は、乳牛でも結構ですが、牛乳は、濃縮効率のためであり、
      決して、食用にしてはいけません。
      基準値に関わらず、処理場へ。

      牧草も、生長と被捕食の競争で、地中の放射能を、
      集めてくれるでしょう。
      ここでも、濃縮があって、浄化が、はかどる筈です。

      収穫肉の処理法は、農地と同じです。
      上限を大きく超えるものは、処理場へ。
      上限いっぱいのものは、有志の方のお弁当。
      わずかに超えるものは、豚にもう一度濃縮してもらい、
      排泄物と共に、処理場へ。

  •  (4) 都市部の除染
    • 2011年07月14日

      グラウンドや校庭など、土地をそのまま利用する場所は、
      今のように表土を削り取り、処理地に埋めましょう。

      それ以上は、住人の方の意識によります。

      福島第1原発から周囲3キロ程度の半円と、
      北西2~30キロの帯状は、一旦、国が買い上げ、10年経って、
      清浄後、改めて、分譲しては如何でしょうか?

      放っておいたら、自然に除染できるまで、少なくとも、
      お子様を生み、育てる家庭には、住んで欲しくない
      土地なのですから。

      福島市や郡山市のように、もっと離れた都市のホットスポットは、日本の、変化に富んだ地形の賜物(たまもの)です。
      万遍なく拡がるのを、防いでくれました。

      想像してみてください。
      これが、平坦な砂漠なら、途方にくれます。
      “集まりやすい” ということは、きっと、“集め易い” 
      ということであり、そこだけを掃除すれば、
      放射能値が、10倍なら10倍の、20倍なら20倍の周囲の土地を、
      掃除したことになるのです。
      地域の方も協力して、周辺の外側から、ホットスポットに
      向かって掃除し、ホットスポットは、徹底的に除染しましょう。
      非常に除染効率が良いはずです。
      掃除の達人を作りましょう。

  •  (5) 海の除染 
    • 2011年07月15日

      漁業も、今までどおりです。ワカメ、貝、エビ、カニなどは、
      これからどんどん、放射能値が上がってゆくでしょう。
      食物連鎖による濃縮とは、こんな具合でしょう。

      ①海水1000tに、放射性物質100gが、含まれているとします。

      ②プランクトンは、1000tの海水から、放射性物質100gを
          含んだ、エサを食べ、エネルギーを消費し、
          総計10tの細胞に分裂します。
        放射性物質の、体外排出を50%とすると、
        プランクトン10tには、50g含まれます。

      ③イワシは、10tのプランクトンを食べ、生命エネルギーを
          消費し、500kgに成長します。
        放射性物質の、体外排出を50%とすると、
        イワシ500kgには、25g含まれます。

      ④カツオは、500kgのイワシを食べ、100kgに、成長します。
        放射性物質の、体外排出を60%とすると、
        カツオ100kgには、放射性物質は10g含まれます。

      これは、カツオ1tを、水揚げすれば、
      海中から放射性物質100gを、取り除けることになります。
      1000倍に濃縮された訳です。

      濃縮を、3段階にしましたが、実際の度合いは、解りかねます。

      回遊魚は、こうして、漁獲を続けましょう。
      漁獲して、処理することが、除染なのですから。

      沿岸の海底では、放射性物質は、重く、水に溶け難いものが、
      ものすごい濃度で、積もっているでしょう。
      海流は、沖合いの上層を流れますので、拡散は、遅くなります。
      しかも、原発施設内の、水中の浮遊物や泥にくっつき、
      地下水から、現在進行形で、汚染が続いています。

      カニ、エビ、魚貝類を放流しましょう。
      地魚や、底魚を増やして、釣り上げましょう。

      今回のような場合、恐らく、彼らの濃縮力は、
      カツオの比ではないでしょう。
      効率は、遥かに良いと思われます。
      遠方のレストランに食事に出かけることも、旅行することもなく
      住み付き、食べて、生き、汚染物をせっせと集めてくれます。
      1匹釣れば、その分、汚染が減るのです。

      海、特に海底は、陸地程、掃除がはかどらず、まどろっこしい
      ことでしょう。
      何年間も、奇形魚や、強烈な、放射能値の魚が出ても、
      それだけ、除染が出来たのだと、納得しましょう。

      隠さず、
      絶えず、漁場と魚種毎に測定し、確かな数値を公表し続けさえ
      すれば、風評は、小さくなります。

      これは、全ての疑汚染食材に、言えることでしょう。
      正確な測定値がなければ、喜んで、少々の汚染物を、
      引き受けようにも、
      安心して(?) 、or 納得して(!) 食べようがありません。

      “不安”ד信頼の欠如” が、風評になります。

      海藻も、食用に限らず、絶やさないよう注意しながら、
      刈り取りましょう。
      ノリもワカメも、ホンダワラも、放射性物質の優れた吸着剤です。

      漁獲物は、上限を大きく超えるものは、
      東電に買ってもらい、もちろん処理場へ。
      そこで、除染して、有機飼料にしましょう。

      上限いっぱいまでのものは、有志のお弁当。
      わずかに超えるものは、豚のエサに加工して、
      もう一度豚に濃縮してもらい、排泄物とも、処理場へ。
      豚肉の処理は、野菜と同じです。


  •  (6) 地下水の除染 
    • 2011年07月17日

      阿武隈川は、南東北地方を北に流れ、利根川は、
      北関東を東に流れます。
      地下水脈も、この間で、太平洋に注いでいるでしょう。
      この内側で収まればいいのですが、
      対処は、見当が付きません。

      大きい川と地下水脈は、ある程度均衡しているとして、
      川の水圧を現在より負圧に傾けるよう、両大河の河口付近で、
      海水淡水化のような技術を応用して、必要なら除染し、
      上水道化して、飲料用じゃなく、
      東京、仙台の中水道として、消費すれば、少しは、
      違うでしょうか?

  •  (7) 除染物処分場と最高濃度汚染地の処理 
    • 2011年07月17日

      高濃度汚染地に、
      深さ30m、広さ3平方kmの巨大な“穴”を掘れば、
      理論上、
      表土5cmの深さとして、1800平方km分の処理が出来ます。
      掘り進めて、低濃度汚染物埋没処理場としましょう。
      (無人、露天掘りの、重機、鉱山技術で可能と思います)

      穴の壁は、汚染が洩れない工夫を、、。

      地下1m以上掘った土は、良質ですので、宮城や岩手の被災地の、
      土壌改良にも使えます。
      とにかく、この大穴が、(1)~(6) にも、重要です。

      そして、
      (7)の(1) 隣接した海岸線、

      “大穴”に隣接した海岸線は、表土を、拭い取った後、
      “大穴”を掘り進めた土砂と不燃瓦礫で、今度は、埋め立て造成し、
      除染施設群を建設します。

      放射性高濃度汚染物用、汚染水処理用、瓦礫用の各処理場、
      農林水産物処理、兼除染、兼有機飼料生産施設、等々です。
      リサイクル用回収施設や、港の機能、付属の発電設備も、
      備えましょう。

      東北地方が一区切り付いたら、全国の処理も賄えるような、
      清潔で、安全で、整然とした施設群を作りましょう。

      ここに、下水処理技術、除染技術、淡水化技術、
      空気浄化技術などを集積しましょう。
      そして、次の産業の芽にしましょう。

      更に隣接した土地は、エネルギー実験場にしましょう。
      ロボット重機、人工知能関連もいかがでしょうか?
      太陽光や風力発電はダメです。
      こんな豊饒な土地には、そんなもの、もったいなさ過ぎます。

      (7)の(2) 原発敷地

      まず、防波堤に沿って、海底深く“壁”を打ち込み、
      汚染泥を内側の海水ごと回収して、除染処理しながら、
      埋め立てましょう。
      最高濃度汚染物の処理施設用地です。

      最高濃度汚染物を埋めるには、海に近すぎますので、
      あくまで、陸上の除染施設だけです。

      海底の壁は、陸地側、敷地周囲の地中壁と繋ぎ、
      地下水脈の遮断です。


  • 震災、原発、、、
    • 2011年07月22日

      植物も、動物も、皆んな、放射能を、集めてくれます。
      これは、人間の身勝手で、
      他の生物には、全くもって卑怯で、何んとも申し訳なく、
      次の世代には、反面教師の話として、もっと、
      賢く成長してくれることを、期待しましょう。

      とまれ、
      漁業も、林業も、農業も、酪農も、豊穣な土地では、
      人の営みそのものが、
      放射性物質を、集める行動に合致します。
      難なく集められれば、最終処理量が、うんと減ります。
      つまり、放射性物質は、濃縮されます。

      繊維質は、瓦礫と同じ、燃やせば、煙と灰の処理に帰結し、
      有機物は、そこから、重い金属(放射性物質)を分離するのは、
      比較的、容易(たやす)いことでしょう。

      日本には、かつて、1950年代半ばからの20年間、
      主に農薬と、公害によって、国土を汚染した時代がありました。
      けれど、大都市に面した湾や、駿河湾、富山湾などの、
      海底に積もったヘドロでさえ、年月と自然の浄化力で、
      無毒化が、捗(はかど)りました。

      しかし、放射能汚染は、厄介です。
      無毒化の技術も未熟なら、自然にも、何ら、
      なす術(すべ)が見つかっていません。
      気の遠くなるような時間、ただ、拡散して、薄まるだけです。
      そして、その事は、また、
      緩慢な放射能汚染顕在の長期化、広域化を意味します。

      ただ、指をこまねいて待つだけでなく、日常を維持しながら、
      放射性物質を効率よく、集め、処理しましょう。
      本当の日常を、出来るだけ早く、広範囲に、復活するために、、、

      すぐ先に明るさが見えることでしょう。
      そのためには、
      ただ、暗い間の、灯火をたくさん整えるべきでしょう。

      これからの日本では、産業を収縮させず、パイを大きくする工夫も
      必要でしょう。

      否が応でも、フクシマは、原発事故収拾の史上3例目の、
      日本モデルであり、私たちが当事者です。

      世界中に、原子力発電が拡がれば、何処かで事故が起こり得ます。
      そして、そこから、世界的な汚染が生じます。
      その時、どうなさいますか?

      『いづれの国家も、自国のことのみに専念して、
       他国を無視してはならないのであって』、
      『人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚』し、
      『全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ』
      『ようと努めて』い
      『る国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思』う。

           ―日本国憲法前文―

      今、誇れる行動を取りたいものです。

      あの、津波の、、、あの時のように、、、
      、、、、、、

      取りとめないことを生意気に申し訳ございません。
      早く、早く、早く、
      リーダーが現れて欲しいですね。



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