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Yakurou.memo.2

漢方のはなし.その2
陰陽説.三才説;漢方の基礎理念、1.2.

Yakurou.memo. 2

 * 中国由来の伝統医学の呼び名について、、 
後漢末(?)の 『傷寒論、金匱要略』 ; 現存する(伝わる)最古の漢方書
両書中に、漢方の各論は ほぼ網羅。
ーだから、漢方という呼び名がいいのでは?ー
一方、漢方の統一理論 は、未だに未完成。
最新の “中医” でも、???、、、 “いいとこ取り” の域を超えてはいないと思えます。
それにしても、中医( ≒ 腕の悪い 医者 or 質の劣る 医学?)とは、、、、、紛らわしい。
次の時代に、是非 再構築を!

漢方の系譜2

 -数を考える。-
 * 中国思想に見る “2” と “3” の話
 (Ⅰ) 理論展開の時、基本の “2” 
対極の話による論理展開が多い。
例えば 性善説性悪説、陰陽説、
4=2×2  四季、四神、、、さらに2分。
8=2×2×2、or 2×4
 *八綱;表裏、寒熱、虚実、(陰陽)
(例)
①2×4=8  (表裏、寒熱、虚実、陰陽)  
②2(表裏)×2(寒熱)×2(虚実)=8
寒熱、虚実は病状の話。
一方、表裏は病気の位置の話。
ここでの(陰陽)は、狭義に3陰3陽とすれば病位に、陰病陽病に取れば病状となる?
 * だから、白虎湯;『表虚熱&裏実熱、陰病』
 *  ⇔  越婢湯;『表実熱&裏実熱、陽病』、、などもアリなのだろうか?
、、、
 (Ⅱ) 理論展開の時、基本の “3” は、単に3番目の数字という意味以外に、
 * “3” の用例 1) ; 三顧の礼、三省堂、、、3≒多数の象徴
 * “3” の用例 2) ; 3=1+(1+1) 、、3=中央と両端(2つの極)
この考え方は、5=1(中央)+4(四方);五行説、7=1+(2×3)、9=1+8(八方);9星、、、そして、中華思想(?)などと応用。
(例) 漢方の 三(上下⇔中)焦、寒熱⇔平。
 * “3” の用例 3) ; (世界共通意識と思える、神秘な)並列の基本概念としての “3”
(例) 漢方の 気血水、三陰三陽、。
 ~~ しかし、どうも、中国では、2>3>5(>7) と思えます。 
 ∵、、
(例) 気血水=気+血(血=血+津液(水))
 ~~ 三陰三陽も、元々は、二陰(太少)二陽(太少)だったのを、
    5行説を組み込むために、再編成したのでは??? ~~
つまり、三陰三陽や 十二(三陰三陽×手足)経絡説と ⇔ 5行説 の混乱も同じだろうか?
 (Ⅲ) 理論展開の時、多くは応用展開としての “6” や “9” 
6=2×3、、、三陰三陽、
6=3×2、、、上下左右前後(?)
9=3×3、、、9星
 (Ⅲ) その他の数字 ; 12、24、28、30、60、90、120、360(365)、、、など。 
12(4;四季×3);月数/年、12支、 28;月周期 と 約30;日数/月、、、
海洋国では、海潮変化も重要、、日本では、7;週日数×4 > 10(=2×5);旬日数×3、、、 
 ~~ 1年を知ること(地球と月の周期である、約365日と、
    その補正数の約360)は、世界共通の、認識の最重要課題。
    そして、月数の約12 と 約30日という数字は、次に重要。
    両数字を解釈する時、360=30×12、30=2×3×5であり、
    結果、5の理解が強く求められたのでしょう。 ~~
    約360は、エジプト文明から、
    5の理解は、インダス文明からかと思えるのですが。、、???
 ~~ 漢方も、並列した30(=2×3×5)の倍数の項目で分類すれば、
    理論統一の手がかりになるかも知れません? ~~

2012年11月22日 やくろうの過去記事
http://ameblo.jp/yakurou/entry-11410105794.html
また、
2012年11月24日 やくろうの過去記事
http://ameblo.jp/yakurou/entry-11411869209.html

 * 『生命とは、流れるものである。』
2011年09月15日 やくろうの過去記事
http://ameblo.jp/yakurou/entry-11018219927.html

物質的には、凡そ、生命活動とは、
大雑把には、体に捕らわれ過ぎ行く、炭素、酸素、窒素の変遷に他なりません。
炭素の構成力、酸素の結合力、窒素の統率力です。
そして、生命体は、物理法則に従う、外の世界とは異なります。
生物には、生死があり、生存中は、外界と隔絶して個体を維持し、そして、
①代謝し、
②個体の再生産をします。
、、、、
、、、、
その上で、生物は、  
単細胞の原形質流動以来、『生命とは、流れるものである。』
生命活動→体内格差の拡大→差異を平衡させるため、更なる “流れ” の惹起であり、、、
この “流れ” を維持する力、、それが生命力だ、、。とも、思えます。
ヘラクレス様は、確か、 治療とは、病状の反対を処置すること、、と言われたように、
漢方の使用方法は、
孔子様の 『過ぎたるは、猶(なお)及ばざる如し』の、
過ぎたる も、及ばざる も病態である時は
その阻害を去り、生命の流れを強めるよう手立てすること、、、と思えます。

血流循環図0

申し訳ございません。しばらくお待ちください。愚考中です。
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