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肝炎、肝臓病と漢方薬の話 やくろう版

その2. 肝炎、肝臓病と漢方薬の話 やくろう版

肝炎、肝臓病と漢方薬の話 その1.

2016年5月31日

炎症は、特に肝臓のように、細胞内に、仮保存した要素があり、臓器内に、栄養豊富な毛細血管を抱えて、本・支流の連続作業である所は、遡及性や、渋滞 遺漏した血液毒に加え、破壊され漏出した細胞毒が、鋭く応えます。

一体、慢性肝炎の憎悪期などは、どこまでが、
  * ある原因による肝細胞の直接破壊や、細菌やウイルス感染などによる
     外部からの破壊なのか、
または、何処までが、
  * ウイルス撲滅のための、
     ーウイルスに乗っ取られてしまい変質した、
    あるいは、
     ー将来変質するであろう、
   肝細胞への、正しい免疫行動発動による破壊なのか、、、、、実は、よく解っていないのでしょう。

初夏;アオスジアゲハ

その上、なんとも、情けないことですが、きっと、何処からが、免疫のちょっとした暴走になるのか?すらも、不明なのです。

しかし、この免疫による、破壊活動を、全て、止めると、近い将来の、肝細胞大規模変質不全の、非常にマズイ状態が、容易に 予想されます。

ここは、免疫が、
肝臓のご主人様=貴方(あなた) が、致命的にならないよう、ほどほどに、お目こぼしをしながら攻撃を加え、しかし、しつこく、粘り強く、感染または、変質細胞を攻撃し、
ついには、
「ウイルスの断片すら見当たらないが、攻撃ミサイルは、充分完備している。」 という “一応の完全勝利状態” になるまで、気長に、努めたいものです。

漢方薬の、そうありたい、願いです。
漢方薬も、

 *〔1〕 ある時期は、免疫を敏感に、感受性高く発動方向に、
 *〔2〕 ある時期は、免疫を鈍感に、そして強力に、
 *〔3〕 ある時期は、免疫を寛大に、制御方向に、
 *〔4〕 ある時期は、免疫攻撃より、ひたすら、
        正常肝臓細胞の再生、機能回復の応援に、

という具合で、いきたいものです。

初夏;カラスアゲハ
今、どんな状態なのかどうあるべき状態なのかの把握が肝要です。

肝臓の免疫には、攻撃すべき敵味方をはっきりさせ、炎症の場を徒(いたづ)ら に拡げず、付近に目を配り、、そして、絶えず、「今日は、ここまで」、と、矛の収める余裕を、持ってもらいたいものです。

病気に有利に対処できるように、、、、、

漢方薬も、そんな風に、肝臓周辺~体全体の、環境を整える、お手伝いをしたいものです。

、、、つづく、、、

-申し訳ございません。しばらくお待ちください。編集中です。―

肝炎、肝臓病と漢方薬の話 その2.

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